工務店での家造りのメリット

地域密着型サービスで設計の自由度が圧倒的に高い!

中小の工務店の多くは、地域密着型を特徴とします。そのため建築現場へ直行できる範囲にあり、現場でのきめ細かい管理監督が可能な上、万が一のトラブルでも速やかに対応できるメリットがあります。これは家造りの知識に疎い素人の施主にとっては、とても心強いことです。 もう1つ見逃せないメリットは、設計の自由度が圧倒的に高い点です。ほとんどの中小の工務店では、大手ハウスメーカーのように建築資材を大量に仕入れて、規格化された住宅を大量に生産するといった、大規模な経営スタイルを取っていません。受注に必要なだけの資材を仕入れ、施主のニーズに応じた住宅を生産していくのが基本です。このため間取りやデザインあるいは構造といった設計の部分で、施主の融通が効きやすいメリットがあります。

コスト面で優位になることも!

先述したように、中小の工務店では一品生産していくのが通常です。このような経営スタイルでは資材を大量に仕入れたり、規格化された住宅を大量に生産できないため、原価の段階でコストも高くなる傾向があります。そのため工務店の住宅の販売価格は高いといったような、一方的にイメージされることもよくあります。しかしこれは必ずしも正しくはありません。中小の工務店では大手ハウスメーカーとは異なり、広告費や営業費あるいは店舗維持費などの部分で、お金をかけていないケースがほとんど。この分を価格に反映できるため、例えば大手ハウスメーカーで同じタイプの注文住宅を依頼するのであれば、中小の工務店の方が結果的に安いコストで済むといったこともあり得ます。

間取りを考えるときに注意したい点はいろいろありますが、特に注意したいのが収納です。収納率だけではなく収納したものが、取り出しやすいかなどにも気をつけて考えることが重要です。